【BL感想】積木の恋
凪良ゆう先生の『積木の恋』を読んだ感想を書いていきます。
基本的にネタバレはないよう書きますが、ところどころ匂わせてしまう部分もあるので、未読の方は先に本編を読むことを推奨。
一文目から物語に入り込める
この作品、なんといっても出だしが凄い。
とにかく設定や世界観の説明そっちのけで、唐突に物語がスタートします。
本を開いたら最後、読むしかない。
車に乗った瞬間に猛スピードで発進する感じ。
しかもそのスピードは弱まることなく、物語に散らばる
- 謎や疑問
- 緊張感
……によってグイグイ背中を押されて、ページをめくる手が止まらなくなります。
ヒヤヒヤするのに止められない
ある程度読んだところで多分誰もが「これからこういう展開になるだろう」と予想できます。
だかこそヒヤヒヤする。でも読むのをやめられない。
最後はそうなったかと。
ジェットコースターのような物語。
二話ぶん収録されているため、一話はそんなに長くないです。
ふだんBL小説を読まない友だちに、「まずはこれから!」と勧めるならこの作品かもしれない。