サバ屋のblog

BL小説の感想とか日記みたいなもの

2022-01-01から1年間の記事一覧

【BL感想】『デッド・スポット』(五百香ノエル著)を読んで

五百香ノエル先生の『デッド・スポット 幼馴染み冒険隊 デッド・スポット 幼馴染み冒険隊 (キャラ文庫)』を読みました。 デッド・スポット 幼馴染み冒険隊 デッド・スポット 幼馴染み冒険隊 (キャラ文庫) 作者:五百香ノエル 徳間書店 Amazon 幼馴染×少年BL×…

【BL感想】『is in you(一穂ミチ著)』を読んで

一穂ミチ先生の『is in you [新聞社シリーズ] (幻冬舎ルチル文庫)』を読みました。 直接的なネタバレはありませんが、展開を匂わせる部分もあるので未読の方は本編を読むことを推奨。 is in you [新聞社シリーズ] (幻冬舎ルチル文庫) 作者…

【BL感想】『キス』(一穂ミチ著)を読んで

一穂ミチ先生の『キス (ディアプラス文庫)』を読んだ感想を書いていきます。 ※ネタバレ注意 キス (ディアプラス文庫) 作者:一穂ミチ 新書館 Amazon 切ないけど好きな要素が多い 要素要素、場面場面を切り取ると他作品にはない魅力があふれている作品です。 …

【BL感想】『ふったらどしゃぶり』(一穂ミチ著)を読んで

一穂ミチ先生の『ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~ 完全版 (ディアプラス文庫)』を読んだ感想を書いていきたいと思います。 ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~ 完全版 (ディアプラス文庫) 作者:一穂ミチ 新書館 Amazon 大人向け…

一穂ミチ先生のおすすめBL小説はこれ。好みの順にランキング付けしてみた

一穂ミチ先生のBL小説を好みの順に並べてみました。 自分の趣味趣向のみで選んだので、世間的な人気やとっつきやすさなどは完全に無視しています。 一穂ミチ先生の作品を何冊か読んだ人、読んだことがなく、これから読もうとしている人には手に取るきっかけ…

【BL感想】『meet,again.』(一穂ミチ著)を読んで

一穂ミチ先生の『meet, again. (ディアプラス文庫)』を読んだ感想を書いていきます。 meet, again. (ディアプラス文庫) 作者:一穂ミチ 新書館 Amazon ふしぎな世界観 SFやファンタジーのようでもあり、ホラーやミステリのような雰囲気もある。 一言で表すな…

【BL感想】ムーンライトマイルを読んで

一穂ミチ先生の『ムーンライトマイル (ディアプラス文庫)』を読んだ感想を書いていきたいと思います。 素朴でかわいい2人 この作品の良いところは、素朴さ。 壮大で遠く離れたものではなく、身近な親しみやすさのようなものを味わえるところです。 大きな夢…

【BL感想】『青を抱く』を読むか迷っている人へ

一穂ミチ先生の『青を抱く (フルール文庫 ブルーライン)』を読みました。 アマゾンのレビューはそこまでよくないようだけど、好き この作品は買おうかどうか迷った作品です。 なぜかというと、他の作品に比べるとアマゾンのレビューや評価はそこまで……という…

【BL感想】『さみしさのレシピ』を読んで

一穂ミチ先生の『さみしさのレシピ (ディアプラス文庫)』を読みました。 静かで心地いい 他の作品に比べると、静かで少し重たい作品です。 重たい、とはいっても、かなり淡々と書かれているのでそこまで気張らずに読めました。 無理なテンションの上下もなく…

【BL感想】『アンティミテ』を読んで

一穂ミチ先生の『ひつじの鍵』のスピンオフ作品『アンティミテ ひつじの鍵 (ディアプラス文庫)』を読みました。 ほとんど別もの 面白すぎです。 『ひつじの鍵』の続編だと思って読んだら、ぜんぜん違いました。 前作の舞台から10年以上経過している設定の上…

【BL感想】『ナイトガーデン』を読んで

一穂ミチ先生の『ナイトガーデン 完全版 ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~ 完全版 (ディアプラス文庫)』を読みました。 誰かに依存することでしか生きられない人間がたどり着いた居場所 この作品は、相手の存在そのものに強烈に『依存』するこ…

【BL感想】『アロー(一穂ミチ著)』を読んで

一穂ミチ先生の『アロー (幻冬舎ルチル文庫)』を読みました。 なんだこれ。隠れた名作? アマゾンでレビューが全然ついてなかったのであまり期待せず読んでみたのですが、めちゃくちゃ良い作品。 好きですね、というか大好きですね。 恋愛感情が芽生えるまで…

【BL感想】『バイバイ、ハックルベリー』を読んで

一穂ミチ先生のバイバイ、ハックルベリー (ディアプラス文庫)を読みました。 良い意味で普通のお話 良い意味で、ふつうの大学生のお話です。 『ただの学生同士』とか、『ただの親友同士』とか、シンプルな設定が好きな自分としては「待ってました」という感…

【BL感想】『松前先生と美貌の作家』を読んで

遠野春日先生の松前先生と美貌の作家 (SHY NOVELS)を読みました。 読みやすい上に、ストーリーの面白さもさることながら、古風な文体にめずらしさを感じて引き込まれました。 アメとムチが絶妙 読み進めてみると、アメとムチのさじ加減が絶妙。 相手の男の言…

【BL感想】積木の恋

凪良ゆう先生の『積木の恋』を読んだ感想を書いていきます。 基本的にネタバレはないよう書きますが、ところどころ匂わせてしまう部分もあるので、未読の方は先に本編を読むことを推奨。 一文目から物語に入り込める この作品、なんといっても出だしが凄い。…

【BL感想】窓の灯とおくを読んで

一穂ミチ先生の『窓の灯とおく [『街の灯ひとつ』シリーズ作] (幻冬舎ルチル文庫)』を読みました。 直接的なネタバレはありませんが、展開を匂わせる部分もあるので未読の方は本編を読むことを推奨。 本物の陰キャ 『街の灯とおく』のスピンオフ作品です。…

【BL感想】『藍より甘く』を読んで

一穂ミチ先生の『藍より甘く (幻冬舎ルチル文庫)』を読みました。 直接的なネタバレはありませんが、展開を匂わせる部分もあるので未読の方は本編を読むことを推奨。 静かでやさしい恋と友情 初めて読んだときはあまりピンとこなかったのに、読めば読むほど…

【BL感想】『ひつじの鍵』を読んで

一穂ミチ先生の『ひつじの鍵 (ディアプラス文庫)』を読みました。 基本、ネタバレなしで感想を書きますが、うっすら匂わせる部分もあります。 まだ未読の方は、本を先に読むことを推奨します。 テンポは『イエスかノーか半分か』寄り 一穂ミチ先生の作品の中…

【BL感想】『おとぎ話のゆくえ』(一穂ミチ著)を読んで

一穂ミチ先生の『おとぎ話のゆくえ (幻冬舎ルチル文庫)』についての感想を書いていきます。ネタバレはありません。 現実的で幻想的 『おとぎ話のゆくえ』というタイトルの通り、 主要キャラの2人の魅力や、彼らにまつわる設定、舞台、著者の文章、すべてが合…